京都の秘密、 亀岡牛の至福。
Kameoka Beef
自然あふれる京都の地に、「幻の和牛」がいるのをご存じですか?
その名も「亀岡牛(かめおかぎゅう)」。
丹波の豊かな自然のなかで育まれた風味豊かな和牛で、流通量がとても少ないため、その希少性から「幻の和牛」とも呼ばれています。
近江牛・松阪牛・神戸ビーフの 日本三大ブランド牛にも引けをとらない圧倒的な旨み。その理由は、飼育期間の長さと手間暇かけた飼育法、こだわりの飼料、そして亀岡の豊かな自然環境にあります。
亀岡牛、
美味しさの秘密
The secret ofdeliciousness
秘密1
通常よりも
長い飼育期間
長い飼育期間
通常の和牛は平均27~28ヵ月ほどで出荷されますが、亀岡牛はそれより長い32~34カ月の飼育期間を設けています。なぜなら、牛たちが亀岡の豊かな自然のなかで、ゆっくり、じっくりと成長していくことで、肉のなかに旨み成分が蓄積され、熟成が進んでいくからです。口にした瞬間、広がるのは、時を超えて深みを増した芳醇な香りと、あふれ出す肉汁。もっとも美味しくなるタイミングで出荷されたその味わいは、数々の美食家たちもうならせ、多くの品評会で高く評価されています。
こだわりの飼育期間
通常の和牛
平均:27〜28カ月
亀岡牛
平均:32〜34カ月
じっくりと成長していく中で、
肉の中に旨味成分が蓄積、熟成が進む
秘密2
手間暇かけた
飼育方法
飼育方法
牛も人間同様、ストレスを感じると状態が悪くなってしまいます。亀岡牛の生産者たちは、牛にストレスを与えないよう、牛の体調や性格に合わせたきめ細やかな世話をしながら、1頭1頭、大切に育てています。また、牛舎あたりの頭数を減らすことで、1頭あたりのスペースを広く確保し、牛たちが自由に動き回れるようにしています。こうした手間暇と愛情をかけた飼育方法が、亀岡牛の肉質をさらに向上させているのです。
秘密3
飼料への
徹底したこだわり
徹底したこだわり
亀岡牛の生産者、人見政章(ひとみ まさあき)さんは、配合飼料の研究と肥育技術の研鑚を積み、牛の成長段階ごとに必要となる飼料の配合割合を確立し、令和6年度春の褒章で黄綬褒章を受章されました。最適な栄養バランスを追求したその飼料を各農家が使用することで、亀岡牛の一定の品質は保たれています。
また、亀岡盆地の山々から降る雨や雪は、天然のミネラルウオーター。栄養たっぷりの飼料を食べ、ミネラルを豊富に含む清らかな水を飲んで育つことで、甘みと旨みにあふれたやわらかなお肉が作られていくのです。
秘密4
豊かな自然と
寒暖差
寒暖差
亀岡市は山々に囲まれた土地で、盆地特有の寒暖差が特徴。野菜や果物同様、寒暖差が大きいほど牛も美味しくなります。夏の暑さ、冬の寒さはもちろんのこと、一昼夜の寒暖差が適度にあることも、牛の脂肪分の蓄積に影響を与え、肉に甘みとコクを加えます。
亀岡市の豊かな自然環境も、美味しさの秘密。亀岡市内でもとくに山に囲まれた地域に育つ牛たちは、きれいな水と澄みきった空気の恩恵を受け、ストレスなくすくすくと成長することができます。
亀岡市ってどんなとこ?
亀岡市は、「プラスチックごみゼロ宣言」や日本初の「レジ袋提供禁止条例」などを制定し、環境保全に積極的に取り組んでいます。 美しい水と空気、豊かな土壌。 そんな環境で育った亀岡牛だからこそ、極上の味わいが生まれるのです。
詳しくはこちら亀岡牛の魅力
The appeal of Kameoka beef
日本三大和牛に
引けをとらない評価
引けをとらない評価
全国的に知られているブランド牛(近江牛、神戸ビーフ、松阪牛、飛騨牛など)をはじめ、選りすぐりの和牛が出品される近畿東海北陸連合肉牛共進会(主催:近畿東海北陸肉牛協会)にて数々の受賞歴を誇るなど、その味は専門家からもお墨付き。
ここ5年(令和元年〜5年)で最優秀賞(農林水産大臣賞)を3度受賞し、令和3年、5年には9つの賞のうち、最優秀賞を含む4つの賞を受賞するなど、名実ともに日本トップレベルの和牛と言えます。
受賞歴
(近畿東海北陸連合肉牛共進会)
令和5年(第70回) | 第2部(去勢牛) 最優秀賞(農林水産大臣賞)/優秀1席/優良2席/優良3席 |
---|---|
令和4年(第69回) | 第2部(去勢牛) 優秀2席 |
令和3年(第68回) | 第2部(去勢牛) 最優秀賞(農林水産大臣賞)/優秀1席/優秀3席/優良1席 |
令和2年(第67回) | 第2部(去勢牛) 優良1席 |
令和元年(第66回) | 第2部(去勢牛) 最優秀賞(農林水産大臣賞)/優良2席 |
平成30年(第65回) | 第2部(去勢牛) 優秀2席 |
平成29年(第64回) | 第2部(去勢牛) 優良1席 |
平成28年(第63回) | 第2部(去勢牛) 最優秀賞(農林水産大臣賞)/優秀3席 |
平成26年(第61回) | 第2部(去勢牛) 優秀1席 |
平成25年(第60回) | 第1部(雌牛) 優良3席 第2部(去勢牛) 優秀3席/優良3席/優良5席 |
賞の内容『第1部(雌牛)』『第2部(去勢牛)』それぞれで9点が選ばれる。
最優秀賞 優秀賞1席、2席、3席、優良賞1席、2席、3席、4席、5席
※第2部(去勢牛)の最優秀賞が農林水産大臣賞となる。
亀岡牛の希少性
現在、亀岡市内の6戸の農家により、約1,200頭が飼育されています。少数の農家で丁寧に飼育管理されており、生産数に限りがあるため、そのお肉はおもに亀岡市内で販売されています。そのため他県ではなかなか入手できない状態でしたが、近年ではECサイトやふるさと納税の返礼品を通じて、全国の皆様にもご堪能いただけるようになりました。